メタバース×通信制高校。教育事業におけるメタバース活用について。

ニュース
2022.09.27

教育事業として手がけている通信制高校サポート校の運営事業において、生徒間および生徒/職員間の交流や教育活動に活用するため、メタバース(仮想空間)上にバーチャル校舎を開設し、2022年9月より運用開始しましたのでお知らせいたします。

<好きな時間に、メタバース登校>
今回開設したバーチャル校舎は、言わばリアルなメタバースのデジタルツインであり、メタバースに作られた“もう一つの学校空間”です。3D空間に、2階建て、十数箇所の教室を備えたオリジナルの校舎を設置。生徒は、自分の好きなアバターを選んでこの空間に入り、空間内を自由に移動したり、チャットや音声通話でクラスメイトや職員と交流/会話することができます。1対1や少人数の会話だけでなく、大人数で一緒に会話することもでき、現実の教室でリアルに会っている際と同様の体験を、メタバースで行うことが可能です。

アクセス(メタバース登校)するのに、専用アプリのインストールやVRゴーグル等の準備は不要。スマートフォンやタブレットから簡単にアクセスできます。また、授業映像もあり、メタバース内で教科の学習をすることもできます。「学校に登校する」ことのハードルをさげ、生徒が自宅や好きな場所からより手軽にアクセスできるようにすることで、これまで不登校を経験した生徒にとっても通いやすく、自信を持てたり様々な交流を生むきっかけとして活用したいと考えています。

▼メタバース上に「バーチャル校舎」を開設

<メタバースならではのコミュニケーションに期待>
バーチャル校舎の導入/運用により、期待する効果は主に2つあります。
1つには、リアルな学校のデジタルツインを用意することで、不登校傾向にあったり外出するのが苦手な生徒も「学校に通う、登校する」経験をより手軽に行えるようにすること。「登校する」経験をメタバースを介して実現することで、自己肯定感や自信形成にも繋げたいと考えています。

もう1つは、メタバースだからこそ生まれるコミュニケーションにも期待しています。例えば、対面で顔と顔を合わせて話すのは苦手だったり、ビデオ通話をしてもカメラをonにすることに抵抗感のある生徒も少なからずいますが、そういったコミュニケーション上のハードルをアバターを用いることで解消できるのではないか、と期待しています。”視線を感じないが、存在は感じられる感覚”と言うのでしょうか、メタバースのアバターを使ったコミュニケーションは、対面とも従来のビデオ通話とも違う有用性があるように感じていて、生徒間や生徒・職員間のコミュニケーションの活性に大きく貢献してくれるのではないかと、期待しています。

▼バーチャル校舎内に複数の教室があり、授業映像などを視聴できる

また、新たに入学を希望される方向けに、メタバースでのオープンキャンパス/学校説明もスタートさせました。オープンキャンパス用に作られたオリジナルのメタバースで、各キャンパスの様子(概要)を24時間確認できます。別途問い合わせフォームなどから予約・日程調整することで、職員から学校説明を受けることも可能です。

▼オープンキャンパス用メタバース

 

今後も、多様な生徒がより個性を発揮でき、充実した学校生活をすごすことができるように、メタバースの活用を推進していく考えです。

<お問い合わせ先>
・本件に関するお問い合わせ、取材お申し込みは下記までお願いいたします。
クーリード株式会社 教育事業部
TEL: 03-4567-0140
Mail: info-east@kamimura-east.jp
担当: 貫名(ぬきな)