2026.02.09
coolied
学びの記録 & 技術深堀り

CADを触らずに3Dモデルを作った話

みなさん、こんにちは!主査のMです。

社内勉強会の一環で、Tinkercadを使った3Dプリンタ出力にチャレンジしています。ドアストッパーみたいな簡単な形状を出力して、TPU素材の感触を確かめたり。

そんな中、ふと思ったんです。「これ、AIにやらせたらどうなるんだろう?」

対話だけで形が生まれた!

Claudeに「TPU素材で、デスク用のケーブルホルダーを作りたい」と伝えてみました。いくつかアイデアが返ってきて、「猫型がかわいいな」と答えたら、OpenSCADのコードがそのまま出てきたんです!

あとは会話のラリーです。

  • 「HDMIも挿したいんだけど」→ 穴が大きくなる
  • 「後ろからスライドで入れられる?」→ スリットが追加される
  • 「猫の顔がぼんやりしてる」→ 鼻と口とひげが前に出てくる

CADを触ったのは、最後にSTLを書き出すときだけ。30分くらいの会話で、3Dプリントできるデータが完成しちゃいました!(まだ造形の工夫の余地はありありですが…↓)

ワークフローはこんな感じ

ステップ やったこと 所要時間
1 Claudeにアイデア相談 5分
2 OpenSCADコード生成 即座
3 対話で仕様調整 20分
4 STLエクスポート 2分
5 Tinkercadで確認 3分

合計約30分、CAD操作ほぼゼロ!

あれ、これ見たことある構図だ

音楽、絵、映像、文章——AIが「作れる」ようになったものは増えていますよね。

今回、同じことが「立体物」でも起きました。

しかも3Dプリンタはもう数万円で買える時代です。つまり——

「思いついたもの」を「言葉で伝える」だけで「手に取れるもの」になる。

このループが、個人で完結するようになっているんです!

「誰でも作れる」が広がるとどうなる?

ちょっと考えてみました。

  • 子どもが「こんなの欲しい」と言ったら、その日のうちに形になる
  • 壊れた部品をスキャンして複製できる
  • 手に合わないグリップを自分専用に作り直せる

「作れる人」と「作れない人」の境界線が、また一つ溶けた感じがします。

一方で、こんな疑問も浮かびました。プロの3Dモデラーや造形師は、これから何を提供するんだろう?

たぶん「誰でも作れる」と「プロが作る価値」は別のレイヤーで共存するんでしょうね。スマホで誰でも写真が撮れる時代に、プロのカメラマンがいるように。

学んだこと:結局、人間は何をするのか

以前、「AIはプロンプト通りに動くのに、人間の生産性はなぜ安定しないのか」という記事を書きました。そこで考えたのは、律する対象はAIではなく自分自身だということ。

今回の体験で、また一つ視点が増えました。

AIに仕事を任せるほど、「何を任せないか」の判断が難しくなる。MCPでブラウザもExcelも操作できるようになった今、技術的には「全部任せる」に近づいています。

でも実際には、任せてはいけない部分がある。その線引きは、AIではなく人間がやる仕事なんですよね。

まとめ:AIで3Dモデル、意外とアリ!

皆さんも「CADは難しそう…」と思っていたら、まずはAIに相談してみてはいかがでしょうか?意外と形になりますし、制作意欲が湧くこと請け合いですよ!