2021.05.30
Yasuki Onozaki
社長ブログ

公正・公平な評価って、実は不幸になるのでは?

こんにちは、小野崎です。

現在、上期のスタッフ評価(弊社は10月から3月が上期)を行ってるのですが、
どの企業も、学校でも、評価で目指すのは「公正・公平な評価システムの構築」だと思います。

究極の評価 = 完全なる公正・公平な評価 であるといっても過言ではないかと…

そして、
そんなの当たり前。それを実現するため、全力で取り組んでる、努力している。
しかし完全なる公正・公平評価はやはり無理ではないのか??

評価する側のほとんどが、こんな意見をお持ちのことと思います。

 

 

 

 

 

 

 

一方で、評価される側は「大変かも知れないけど、公正・公平に評価して欲しい!!」と切に願ってるのも間違いことです!

著しく公正・公平さに欠ける評価をしている企業は、ブラック企業の仲間入りとなり、スタッフモチベーションは低下方向にあるのでしょう。

ここまでは、ごくごく当たり前の事ですが、本日記事にしたいのは、
『完璧な、公正・公平な評価システムが構築できたら、多くの方が不幸になるのではないか!?』という内容。

なぜなら、
評価とは、対象範囲内で順位付されることである  ともいえます。
10人いれば、1番から10番まで順位がつけられますね。

なので,完璧な評価システムで評価してあなたは『10番最下位です』と言われる方が必ず存在することになります。

これ、めちゃめちゃキツいですよね!

自身が、めちゃめちゃ努力しているにも関わらず、完璧な評価システムで『最下位、最低な評価』と言われて、”もっと頑張ろう!”と思うでしょうか?

そうはなりにくいですよね…

自信喪失になるでしょう。色々とやる気がなくなる可能性も高いですよね。転職を考える方も少なくないかもしれません。

どうでしょう。そうなるのは、1位から10位のなかで、9番、10番の方=最低2名はこうなりがちだと予想するのは普通な想定かと。
そうすると、評価毎に、20%のスタッフが離職していくことになるのかもしれません。

完璧な公正・公平の評価システムは、20%以上のスタッフの離職・モチベーション大幅低下をもたらすシステムなのかもしれません。

それよりも、公正・公平さに欠けた評価システムの方が、評価低い方の救済になるのでは。
(評価高い方は、どんなシステムであっても基本嬉しいものなので、公正・公平さに欠けたシステムでも大きな問題はなし!)

と、こんな事を、イキオイで書いてるのは、
公正・公平な評価システムがつくれない己の能力不足を本能的にカバーしてるだけなのかも知れません…

まとまりない文章ですが、今日は以上です。

しっかりした評価で、多くのスタッフモチベーションが維持・向上となるように、頑張ります!

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