こんにちは、小野崎です。
2025年11月、 弊社の大切なスタッフであるT君が、次のステージへ向けて「卒業」しました。
IT業界においても、弊社においても、人の入れ替わりは珍しいことではありませんが、
今回の卒業は、私にとっていつもとは少し違う、特別な感慨があります。
彼とは、なんと彼が17歳の時からの付き合い。
「生徒」としての卒業(1回目)を見送り、
今回は
「社員」としての卒業(2度目)を見送る
ことになったからです。
今日は、そんなT君との8年間の軌跡と、感謝の気持ちを少しだけ綴らせてください…
<繊細な歌声を持つ高校生との出会い>
T君と初めて会ったのは、弊社が運営する通信制高校の第二期生としての入試面談でした。
当時、私が直接面談を担当したのですが、それがすべての始まりでした。
彼は音楽コースを選択し、キャンパスである『下北沢音楽塾』でボーカルを専攻。
あの体格(身長185cmとか?)からは想像もつかないほど、
繊細で優しい歌声を持っていたことを今でも鮮明に覚えています。
在学中にその歌唱力はみるみる上達しましたが、私が特に驚かされたのは、ライブでのMC力でした。
その場の空気を読み、観客と絶妙な距離感でコミュニケーションを取る才能。
「この力は、もっと広い世界で活きるはずだ」
そう直感した私は、彼とご家族に大学進学を強く勧めました。

<1回目の卒業、そして再会>
高校3年の10月。受験生としてはかなり遅いスタートでしたが、そこからの彼の集中力は凄まじいものでした。
受験対策を急ピッチですすめ、見事に志望大学に合格。
高校の卒業式はまさに「めでたし・めでたし」の大団円で、
卒業ライブも最高のパフォーマンスを見せてくれました。


その後、大学4年の夏に再会した際、弊社の学校紹介映像への出演を依頼。

その数ヶ月後、私は彼にこう声をかけました。
「うち(Coolied)に来なよ」
こうして、かつての教え子は、頼れる「仕事仲間」として帰ってきたのです。
<エンジニアとしての飛躍>
入社後、彼は通信制高校の運営サポートをしながら..

ITスキルを磨き、やがてIT事業部へ転籍。
エンジニアとしてのキャリアを歩み始めました。
技術力はもちろんですが、彼が持っていた「コミュニケーションスキル」はここでも大きな武器になりました。
クライアントからの評判も非常に良く、技術と人の心を繋ぐことができるエンジニアとして、私たちも大いに助けられました。

<恵比寿での「2度目の卒業式」>
そして今回、T君はさらなる成長を求めて、弊社を卒業します。
この門出を祝う場所として私が選んだのは、
恵比寿の『BLUE NOTE PLACE(ブルーノート・プレイス)』

音楽と共に歩んできた彼を送り出すには、やはり音楽のある場所がふさわしいと思ったからです。
ブルーノートといえばJazzのイメージが強いですが、
この日は彼が近年ハマっている「シティポップ」アーティストのライブ日を予約しました。
最高の音楽、料理、そして雰囲気。


17歳から25歳までの8年間を振り返りながら語り合う、最高の一日となりました。

<これからの「アライアンス」に期待して>
高校1年生(17歳)から、社会人3年目(25歳)まで..
生徒として、そしてスタッフとしてこれほど長く濃い時間を共有できたのは、T君が初めてです。
寂しさがないと言えば嘘になりますが、それ以上に彼のこれからの飛躍が楽しみでなりません。
生徒としての卒業(1回目)。
社員としての卒業(2回目)。
次は、ビジネスの世界で対等なパートナーとして再会し、
アライアンスやパートナーシップを組めたら……
それはそれで、最高にHappyな展開だなと密かに期待しています。
T君、今まで本当にお疲れ様でした。そして、本当にありがとう。
場所は変わるけれど、これからもお互い、
自分の信じる道を全力で走り続けましょう!




