2024.07.08
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チーフのささやき、成功の予感

サイバー攻撃~ランサムウェアとは

こんにちは、チーフのOです。

今日は、昨今話題となっているサイバー攻撃についてお話ししたいと思います。

サイバー攻撃とは?

サイバー攻撃とは、インターネットやネットワークを通じて行われる悪意のある攻撃行為のことを指します。この攻撃は、個人情報の窃盗、システムの破壊、サービスの妨害など、多岐にわたる目的で行われます。サイバー攻撃の手法は年々高度化しており、私たち一人ひとりがそのリスクに対して備えることが重要です。

サイバー攻撃の様々な手法の中で、今年6月に国内の大企業・病院が被害を受けたと報道されている「ランサムウェア」について掘り下げてみます。

ランサムウェアとは?

ランサムウェアは、サイバー攻撃の一種で、被害者のデータを暗号化し、復号のために身代金(ランサム)を要求するマルウェア(悪意のあるソフトウェア)です。ランサムウェアに感染すると、ファイルやシステムにアクセスできなくなり、攻撃者が指定する金額を支払わなければデータを取り戻せないという状況に陥ります。

ランサムウェアの仕組み
  1. 侵入: フィッシングメール、悪意のあるリンク、脆弱なソフトウェアのエクスプロイトなどを通じてシステムに侵入します。
  2. 暗号化: 一旦侵入に成功すると、ランサムウェアは迅速にシステム内のファイルを暗号化します。この暗号化は非常に強力で、通常の手段では解読が困難です。
  3. 要求: ファイルの暗号化が完了すると、攻撃者は被害者に対して身代金の支払いを要求します。多くの場合、支払いは追跡が難しい仮想通貨(ビットコインなど)で行われます。
ランサムウェアの被害例

今年6月に被害を受けた国内企業では個人情報流出や障害発生などが報道されていますが、アメリカでは重要インフラを停止させるような例も発生しています。2021年に起きた「Colonial Pipeline」事件では、アメリカ東海岸の燃料供給の約半分となる45%を担う民間企業が1週間にわたって操業停止に追い込まれました。アメリカ最大規模のパイプラインが停止したことにより、ガソリン、ディーゼル、ジェット燃料などの貯蔵庫が大きな影響を受け、一般市民から燃料が必要不可欠な機関までをパニックに陥らせました。このような事例からも、ランサムウェアの脅威がいかに深刻であるかが分かります。ランサムウェアによる被害は今後ますます大規模化し、増えていくと予想されています。

ランサムウェアからの防御方法

ランサムウェアの攻撃から身を守るためには、以下のような方法があります。

  1. バックアップの徹底: 定期的にデータをバックアップ。
  2. セキュリティソフトの導入: 最新のセキュリティソフトを使用。
  3. フィッシングメールの警戒: 不審なメールやリンクを開かない。
  4. ソフトウェアの更新: 常に最新の状態に保つ。

ランサムウェアは非常に危険なサイバー攻撃の一種であり、その被害は甚大です。しかし、適切な対策を講じることで、そのリスクを軽減することができます。これからは情報を扱う企業だけではなく、一般のユーザーも含めて、サイバーセキュリティの重要性を理解し、日常的に対策を講じることが求められます。

私自身も基本情報技術者試験の勉強を通じて、こうしたサイバーセキュリティの知識を深め、お客様に伝え、浸透させていく役割を果たしていければと思います。