みなさんこんにちは デザイナーのhです。
前回のブログではAdobe Photoshop最新の生成AI機能「生成拡張」について
ちょこっと紹介させていただきました。
参照:
https://coolied.co.jp/blog/20240610-14321
今回はAdobe Fire Fly(ベータ版)について書いてみます。
Adobe Fire Flyは画像生成の他にもいろいろできるみたいですが、
メインの画像生成機能に着目して試してみたいと思います。
まずはPhotoshopの生成結果とFire Flyの生成結果を比較してみます。
プロンプトは「制服を着て椅子に座った日本人の女子高生」としてみました。
Photoshopの生成結果は以下のようになりました。
↑バリエーションから一番「ありかな」と思うものをピックアップしてみました。
いかがでしょう。手が隠れてしまっているのが気になりますがここでは割愛します。
次にFire Flyで同じプロンプトを入力して生成してみます。
↑おぉ、学校制服というよりアイドルの衣装のような制服ですが
表情、バリエーション、姿勢とも
かなり自然なビジュアルが生成されましたね。
右上の画像をセレクトし「類似の項目を生成」でバリエーション生成してみた結果がこちら。
↑窓際、表情の雰囲気が類似した画像が生成されました。
襟元がやはり気になりますが右下の制服ならありそうですね。
反応、クオリティ、共にクレジット対象なだけあって、
Photoshhop生成よりもAdobe Fire Fly生成の方が高いですね。
現在無料プランもあり毎月25生成クレジット利用可能とのこと。
(画像にAdobe Fireflyのラベルがつく仕様になります。)
この記事のために私はもう20クレジットも使ってしまいました。
※有料の場合は毎月100生成クレジット利用可能で、透かしが入らない様です。
試しに「ブレザースタイルの制服を着て椅子に座った日本人の女子高生」で生成してみましょう。
↑なるほど、パンツスタイルの制服が生成されました。ポーズも微妙に変わってしまいますね。
Stable Diffusionにもありますが
「参照画像として独自のアートワークが利用できる」が売りの一つでもある様ですので
お次は「参照画像をアップロード」をして指定の制服に変えてみようと思います。
ここではPhotoshopで生成した先ほどの画像を入れてみます。
「合成」カテゴリーに画像をアップロードしてもあまり変わらなかったため(ポーズが同じだから?)
「スタイル」カテゴリーにもアップロードしてみます。
プロンプトは「制服を着て椅子に座った日本人の女子高生」に戻します。
クオリティはいかに。
結果、アップロード画像の「向き」「おかっぱ」「制服の形」を参照した
女子高生が生成されました。
↑スカートのプリーツが微妙に制服らしくないですがクオリティは非常に高いですね。
今回はAdobe Fire Flyを中心に生成検証してみました。
生成のクオリティは高いですが
「この見本通りに合成されたもの」「このポーズの通りに合成されたもの」を一発で生成するのは
少々ハードルが高い印象です。
Photoshopの合成機能を併用しながら利用していきたいですね。
【おまけ】
最新のPhotoshopとはまた別にあるPhotoshopベータ版だと、
Fireflyの生成機能がセットされたタイプとなります。