みなさん、こんにちは!主査のMです。
前回の「Vibe Coding」でプロトタイプを作った後、「チームのメンバーにも実際に触ってもらいたい!」と思ったことはありませんか?
私も実際にオープンソースプロジェクトをベースにプロトタイプを作成して、いざメンバーに共有しようとした時に、「あれ、どうやって公開すればいいんだ?」と迷ってしまいました。
ローカル環境で動いているアプリを、他の人にも使ってもらうための選択肢がこんなにあるなんて!今回は、4つのプラットフォームを実際に試してみた体験談をお話しします。
4つのプラットフォーム、実際に試してみた結果は?
1. ngrok – 「あっという間に8時間経ってた…」
最初に試したのがngrok。ローカル環境を手軽に外部公開できる定番ツールです!
結果: ❌ 残念ながらNG
なぜダメだったかというと、無料プランだと8時間しか持たないんです。しかも、私のPCがスリープ状態になると接続できなくなっちゃう。デモの最中に「あれ、アクセスできない!」なんてことになったら困りますよね…
2. Render – 「Java 17が使えない!?」
次に試したのがRender。GitHubとの連携が簡単で評判もよかったので期待していたんですが…
結果: ❌ 技術要件でアウト
今回のプロジェクトはJava 17以上が必須だったのですが、Renderが対応していませんでした。せっかく素敵な管理画面だったのに、根本的な部分で合わないと意味がないですね。
3. Railway – 「メモリが足りない…」
「今度こそ!」と思って試したRailway。開発者体験が良いと聞いていたので期待大でした。
結果: ❌ メモリ制約で断念
確かに管理画面は使いやすかったんですが、無料プランのメモリリミットがきつくて、アプリがまともに動かない…。美しいUIに惑わされてはいけませんね。
4. Google Cloud Run – 「ついに見つけた最適解!」
最後に試したGoogle Cloud Run。正直、設定が少し複雑で「大丈夫かな?」と思いましたが…
結果: ✅ 完璧でした!
無料で、期限なしで、フル機能が使える!Java 17もバッチリ対応していて、メモリも十分。ちょっと設定に手間はかかりましたが、長期的に考えると断然こちらがおすすめです。
簡単比較表で一目瞭然!
サービス | 料金 | 稼働時間 | Java 17 | メモリ | 設定の簡単さ | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|
ngrok | 無料 | 8時間のみ | ○ | ローカル依存 | とても簡単 | ❌ |
Render | 無料〜 | 無制限 | ❌ | 普通 | 簡単 | ❌ |
Railway | 無料〜 | 無制限 | ○ | きつい | 簡単 | ❌ |
Cloud Run | 無料〜 | 無制限 | ○ | 十分 | やや複雑 | ✅ |
学んだこと:要件整理が一番大事!
今回の体験で一番学んだのは、最初に要件をしっかり整理することの大切さです。
- 技術要件(Java 17対応、メモリ容量など)
- 運用要件(稼働時間、安定性など)
- コスト要件(予算に合うか)
これらを最初に明確にしておけば、無駄な試行錯誤を避けられたと思います。
「有名だから」「管理画面がカッコいいから」という理由だけで選ばず、実際の要件に合うかどうかを冷静に判断することが重要ですね!
まとめ:Google Cloud Runで快適共有ライフ!
結果的にGoogle Cloud Runを選んだおかげで、チームメンバーにいつでもプロトタイプを触ってもらえるようになりました。設定は少し大変でしたが、一度設定してしまえばあとは安心です。
プロトタイプを作っても、それを共有できなければ意味がありません。皆さんも同じような状況になった時は、ぜひ参考にしてみてください!