2025.07.22
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学びの記録 & 技術深堀り

プロトタイプ公開で大苦戦!4つのプラットフォームを試した結果

みなさん、こんにちは!主査のMです。

前回の「Vibe Coding」でプロトタイプを作った後、「チームのメンバーにも実際に触ってもらいたい!」と思ったことはありませんか?

私も実際にオープンソースプロジェクトをベースにプロトタイプを作成して、いざメンバーに共有しようとした時に、「あれ、どうやって公開すればいいんだ?」と迷ってしまいました。

ローカル環境で動いているアプリを、他の人にも使ってもらうための選択肢がこんなにあるなんて!今回は、4つのプラットフォームを実際に試してみた体験談をお話しします。

4つのプラットフォーム、実際に試してみた結果は?

1. ngrok – 「あっという間に8時間経ってた…」

最初に試したのがngrok。ローカル環境を手軽に外部公開できる定番ツールです!

結果: ❌ 残念ながらNG

なぜダメだったかというと、無料プランだと8時間しか持たないんです。しかも、私のPCがスリープ状態になると接続できなくなっちゃう。デモの最中に「あれ、アクセスできない!」なんてことになったら困りますよね…

2. Render – 「Java 17が使えない!?」

次に試したのがRender。GitHubとの連携が簡単で評判もよかったので期待していたんですが…

結果: ❌ 技術要件でアウト

今回のプロジェクトはJava 17以上が必須だったのですが、Renderが対応していませんでした。せっかく素敵な管理画面だったのに、根本的な部分で合わないと意味がないですね。

3. Railway – 「メモリが足りない…」

「今度こそ!」と思って試したRailway。開発者体験が良いと聞いていたので期待大でした。

結果: ❌ メモリ制約で断念

確かに管理画面は使いやすかったんですが、無料プランのメモリリミットがきつくて、アプリがまともに動かない…。美しいUIに惑わされてはいけませんね。

4. Google Cloud Run – 「ついに見つけた最適解!」

最後に試したGoogle Cloud Run。正直、設定が少し複雑で「大丈夫かな?」と思いましたが…

結果: ✅ 完璧でした!

無料で、期限なしで、フル機能が使える!Java 17もバッチリ対応していて、メモリも十分。ちょっと設定に手間はかかりましたが、長期的に考えると断然こちらがおすすめです。

簡単比較表で一目瞭然!

サービス 料金 稼働時間 Java 17 メモリ 設定の簡単さ 結果
ngrok 無料 8時間のみ ローカル依存 とても簡単
Render 無料〜 無制限 普通 簡単
Railway 無料〜 無制限 きつい 簡単
Cloud Run 無料〜 無制限 十分 やや複雑

学んだこと:要件整理が一番大事!

今回の体験で一番学んだのは、最初に要件をしっかり整理することの大切さです。

  • 技術要件(Java 17対応、メモリ容量など)
  • 運用要件(稼働時間、安定性など)
  • コスト要件(予算に合うか)

これらを最初に明確にしておけば、無駄な試行錯誤を避けられたと思います。

「有名だから」「管理画面がカッコいいから」という理由だけで選ばず、実際の要件に合うかどうかを冷静に判断することが重要ですね!

まとめ:Google Cloud Runで快適共有ライフ!

結果的にGoogle Cloud Runを選んだおかげで、チームメンバーにいつでもプロトタイプを触ってもらえるようになりました。設定は少し大変でしたが、一度設定してしまえばあとは安心です。

プロトタイプを作っても、それを共有できなければ意味がありません。皆さんも同じような状況になった時は、ぜひ参考にしてみてください!